
以前、道幅や駐車場で困らないためのサイズ選びの基準という記事を書きましたが、今回はもう一歩踏み込んで「家族構成によっておすすめのタイプがどう変わるか」を整理してみようと思います。

うちも軽キャンピングカーから今のハイエースまで、何台か乗り継いできたよね。あれも家族構成が関係してたのかな?

まさにそうなんです。その実体験も交えながら、これから購入を検討している方が「うちの場合はどのタイプが合うのか」を診断できるような内容にしていきますね。
そもそも、なぜ家族構成で選び方が変わるのか

大きく分けると、以下の3つの軸で必要なキャンピングカーの姿が変わってきます。
| 軸 | 内容 |
| 人数 | 就寝人数がそのまま車両サイズ・レイアウトの制約になる |
| 使用頻度 | 頻度が高いなら快適性重視、たまにならコンパクトでも十分な場合も |
| 年齢 | 子供の年齢・成長段階、夫婦であればお互いの年齢も体力面で効いてくる |

人数と使用頻度と年齢の3つなんだ。でも、予算とか駐車場のことも大事じゃない?

もちろんそれも重要な軸です。ただ予算・駐車場は家族構成に関わらず共通で効いてくる話なので、まずは家族構成によって変わる3つの軸を先に見ていって、予算・駐車場については後半でまとめて触れますね。
ソロ・夫婦2人向け ~身軽さ重視でOK~

正直なところ、我が家はソロや夫婦2人での運用は経験がないので、ここは一般論としてお伝えします。ただ、家族構成に関わらず共通して出てくる問題が一つあります。それが「荷物をどこに置くか」問題です。

え、荷物置き場も関係あるんだ。就寝スペースとは別の話なのかな?

我が家が軽キャンピングカーに乗っていた時代の実体験なんですが、夜になると後席がまるごと就寝スペースになるので、荷物を運転席・助手席側に逃さないと快適に過ごせなかったんです。つまり「荷物は運転席&助手席に収まるサイズまでしか積めない」という縛りが実質的に生まれます。
これはソロでも夫婦2人でも、就寝スペースと荷物スペースが同じ車内で取り合いになる以上、コンパクトなキャンピングカーを選ぶなら必ず意識しておきたいポイントです。
子連れファミリー向け ~安全性・収納・レイアウトがカギ~

ここからは我が家が実際に苦労したところです。軽キャンピングカーを購入した当時、いたるは4~5歳くらいで、既に3人家族でした。購入時は3人で使うつもりだったんですが、現実的には大人といたるの2人しか車中泊できなかったんです。

え?そうだったの?母さんは一緒に来てなかった記憶があるけど。

そうなんです。理由は2つあって、一つは単純に軽キャンピングカーの就寝スペースが3人分は現実的に厳しかったこと。もう一つは、妻が仕事で忙しく一緒に行けないことが多かったことです。車両の制約と生活面の事情が重なって、結果的に父さんといたるの2人旅行が定番になっていました。これが、後により余裕のある8ナンバー車(当時はバネット・ボンゴベース、その後ハイエースベースへ)へと乗り継いでいった背景の一つです。
ちなみに、現行のハイエースへ乗り継いだ際の納車の様子は納車時の記事で詳しく書いていますので、興味のある方はあわせてご覧ください。

軽だと3人分の就寝スペースは厳しかったのかぁ・・・。子連れで買うなら、どんな装備やレイアウトを気にすればいいの?

ちなみに前回の車中泊とキャンピングカーの違いの記事でも触れましたが、季節を問わず快適に過ごすには空調が一番のカギになります。子連れの場合は特に、体温調節が未熟な子供のためにも空調は妥協できないポイントです。
ちなみに我が家のハイエースには、走行中に使えるリアクーラー・ヒーターはあるものの、停車中にサブバッテリーで動かせるエアコンは搭載していません。そのため「夏は車中泊をしない」と決めていて、夏場は宿泊施設を利用するようにしています。サブバッテリー駆動のエアコンなしで夏の車中泊に挑むのは、正直かなり厳しいというのが実感です。
| 季節 | 必要な装備 | 理由 |
| 夏 | サブバッテリー駆動のエアコン(無ければ夏は避けるという判断も) | 子供は熱がこもりやすく、暑さ対策は必須。我が家は非搭載のため夏は宿泊施設を利用 |
| 冬 | FFヒーター | エアコン暖房は消費電力が大きすぎてバッテリーが持たない |
レイアウトは「常設ベッド」が基本

ベッドは常設できるレイアウトが望ましいです。毎回展開・収納するタイプは、正直かなり面倒になってきます。同じ「展開式」でも、バンクベッドは比較的楽ですが、座席をベッドに変形させるタイプは手間がかかるうえ、寝心地もあまり良くない場合が多い印象です。
常設ベッド+バンクベッド+座席ベッドを組み合わせれば、子供の人数が多くても対応しやすいレイアウトになるかもしれません。
チャイルドシート・シートベルトの落とし穴
暇つぶしグッズと、子供の乗車位置

子供が退屈しないよう、おもちゃや絵本、DVDは常に準備していました。おもちゃはかさばらないものを選ぶ必要がありましたね。DVDに関しては、車載ナビをサブバッテリーに切り替える機能があったので、夜間でもメインバッテリーを気にせず使えました。100Ah搭載していたので、3日間つけっぱなしでも問題ない程度の余裕はありましたよ。

DVDや絵本もあったんだ・・・。うっすら覚えてるけど、いつも助手席に座らされてた気がするよ。

そうです、いたると2人の時は必ず助手席に座らせるようにしていました。子供は酔いやすいので、運転中は景色を楽しんでもらうのが一番。それに目の届くところにいてもらうことも大事なので、後席に子供一人だけというのは絶対に避けていましたね。
見落としがちな軸「年齢」

人数・使用頻度に加えてもう一つ、意外と見落とされがちなのが「年齢」という軸です。家族の場合は子供の年齢、夫婦の場合はお互いの年齢がそれぞれ効いてきます。

年齢の軸か・・・。僕みたいに大きくなると、キャンピングカーの使い方もやっぱり変わってくるのかな?

家族の人数は子供の人数によって変わりますし、子供の年齢が上がるほど稼働率は落ちていく傾向があります。小学生くらいまでは一緒に来てくれますが、中学生以降になると部活動などで忙しくなり、なかなか家族全員での外出が難しくなってきます。
逆にソロ・夫婦の場合は、こうした制約が少ない分、稼働率が上がりやすいのではないかと思います。ただ夫婦2人の場合も、年齢を重ねると体力面の問題が出てきます。目安として60歳を超えると、車中泊自体が体力的に辛くなってくる可能性は考慮しておいたほうが良いかもしれません。

つまり、特に家族の場合は「全員一緒にキャンピングカーを楽しめる期間」は意外と短いんです。だからこそ、キャンピングカー専用というより、普段使いもできるサイズを選んでおいたほうが、稼働率が下がった後も持て余さずに使い続けられると考えています。

家族みんなで楽しめる期間って、意外と短いのかぁ・・・。ちょっと寂しいかも。
診断チェックリスト

ここまでの内容を、簡単なチェックリストにまとめてみました。
| タイプ | 人数の目安 | 重視ポイント | 注意したい年齢の視点 |
| ソロ・夫婦2人 | 1~2人 | 身軽さ、初期費用、荷物置き場の確保 | お互いの年齢(体力面) |
| 子連れファミリー(未就学~小学生) | 3人以上 | 空調、常設ベッド、チャイルドシート対応 | 子供の年齢とともに必要な装備が変化 |
| 子連れファミリー(中学生以降) | 変動しやすい | 普段使いできるサイズ感 | 稼働率の低下を見込んだサイズ選び |
予算・駐車場についての補足

最後に、家族構成に関わらず共通して効いてくる2点にも触れておきます。まず予算面ですが、新車は価格が高いだけでなく、納期が長くなる可能性もあります。ハイエースはビルダーであっても車両の確保自体が難しいとされているんです。そのため、即納できる中古車から始めるというのも一つの選択肢だと思います。

新車だと納期が長くなることもあるのか・・・。中古車探しについては、前に別の記事があったよね?

はい、中古車探しのポイント解説記事で詳しく書いているので、そちらも参考にしてみてください。それから駐車場については、車両の高さに注意が必要です。都市部では機械式駐車場や立体駐車場に高さ制限があることが多く、キャンピングカーはほぼその制約を受けることになります。この点はサイズ選びの記事でも詳しく触れているので、あわせてチェックしてみてください。
まとめ

家族構成によって、キャンピングカーに求めるものは大きく変わってきます。ソロ・夫婦なら身軽さを、子連れファミリーなら安全性やレイアウトを重視する、というのが基本的な考え方です。
そして忘れてはいけないのが「年齢」という軸。子供の成長やお互いの年齢によって、快適に楽しめる期間は思ったより短いものです。だからこそ、無理のない普段使いできるサイズを選ぶことが、長く付き合っていくための一番のコツだと感じています。

うちの経験談、他の人の参考になるといいね!


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