前回の記事では、中古キャンピングカーの探し方について紹介しました。
中古キャンピングカーの探し方について ~不便さを知っているからこそ分かるステップアップの理由~

前回の記事では中古キャンピングカーの探し方をお伝えしましたが、今回はその続きとして「実際に現車を見に行ったとき、具体的に何をチェックすればいいのか」を掘り下げていきます。

「現車確認をしっかりしよう」って言われても、実際何を見ればいいのか、僕にはピンと来ないんだよね。

そうですよね。実は私たち家族も過去に3台の中古キャンピングカーを乗り継いでいて、それぞれの現車確認で「当たり外れ」を経験しているので、今日はその実体験をベースに解説していきます。
今回のベースにする実体験について

我が家は、軽キャンパー → バネット・ボンゴベースの8ナンバーキャンピングカー → 現行のハイエース、という順番で車を乗り継いでいます。軽キャンパーは車体を持ち込んで架装してもらったので、今回の「現車確認」の話とは少し性質が違います。

バネットの時が、一番参考になりそうかも。僕も乗ってたはずだけど、あまり覚えてないなぁ・・・。

そうですね。バネットの時は9年落ちの車体だったので、架装の状態や各設備の動作確認をかなり念入りに行いました。今回はこのときの経験を軸にお伝えしていきます。

あれ?今のハイエースに乗り換えた時はどうだったの?

実はハイエースの時は、購入したビルダーさんが福岡で、私たちの自宅からは遠方だったこともあり、現車確認をせずに電話でのやり取りだけで契約してしまったんです・・・。この件は、後ほど「現車確認ができない場合」として詳しくお話ししますね。
外装・下回りをチェックする


まず見るべきは外装です。特に注目したいのが、車体本体と架装したFRP部分の「継ぎ目」ですね。

継ぎ目かぁ。言われないと、まず見ない場所かも!

はい。ここに割れや水たまりの跡ができていないかを確認します。継ぎ目から水が入り込むと、内部の木材やクッション材が腐食してしまい、修復がとても大変になるんです。

水が入って腐っちゃうのは怖い・・・。外側は、他にも見るところがあるのかな。

外部電源(外部充電)がきちんと通電するかどうかも確認しました。あとはライトの割れや電球切れがないかもチェックしましたね。

電球切れまで見るんだ!地味だけど、後から困りそうなところ。

それと、これは私の実体験の失敗談なのですが・・・タイヤとホイールの規格を見落としてしまったことがあります。

え、タイヤとホイールに規格があるの!?僕、そんなの知らなかったよ。

キャンピングカーのようにバンタイヤを履く車両は、本来「JWL-T」というバンタイヤ用の規格に対応したホイールが必要なんです。でも私が確認したときは、ただの「JWL」規格のホイールが付いていて・・・車検のときに指摘されてしまい、結局バンタイヤ対応の鉄ホイールを買い直すことになりました。

買い直しは痛いよね・・・。現車確認の時に気づけていたら、防げたのに。

そうなんです。ホイールの刻印を見れば規格が分かるので、次に中古キャンピングカーを探す方はぜひチェックしてみてください。
室内・キャンピングカー設備の動作を確認する


次は室内です。まず室内に入った瞬間に感じる「ニオイ」は必ずチェックしてください。

最初にニオイを確認するんだ!ちょっと意外だなぁ。

一度染みついたニオイは、なかなか消えないんです。私自身は運良く気になるニオイのない車両に当たりましたが、これは正直「運が良かっただけ」だと思っています。

運任せは、ちょっと怖いね・・・。

あとは屋根のFRP部分や換気扇の周りに水漏れのシミがないかも、特に注意して見てください。ここも先ほどの継ぎ目と同じで、水が入っていると修復が大変な箇所です。

継ぎ目と同じで、水はやっぱり大敵なんだね。動かして確かめるって、具体的にどんなことをするのかな。

サブバッテリーのスイッチを入れて、FFヒーターや冷蔵庫がちゃんと動くか、水道からきちんと水が出るかを確認しました。電子レンジが付いている車両なら、10秒くらい実際に動かしてみるのもおすすめです。

え、10秒だけでいいの!?もっと長く動かした方が、よく分かりそうなのに。

電子レンジはバッテリーの消費が大きいので、バッテリーが弱っているとすぐに止まってしまうことがあるんです。短時間動かしてみるだけでも、バッテリーの状態を推測する手がかりになりますよ。

10秒でバッテリーの様子が分かるなんて、意外と手軽だね。ベッドやテーブルは、どうやって確認するのかな。

展開の仕方が分からなければ、遠慮せずにお店の人に実演してもらいましょう。可能であれば、実際にベッドを展開したスペースで横になってみるのも大事です。テーブルの展開も同じですね。

実際に寝転がってみないと、広さの感覚はつかめなさそう!僕なら、家族みんなで横になってみたい。

そうなんです。この車で家族と過ごす姿を具体的にイメージできるかどうかは、後悔しないためにとても重要なポイントだと思います。
試乗と下回りの確認を忘れずに


ここは正直に反省点としてお伝えしたいのですが・・・私自身、バネットの時に試乗をしませんでした。

試乗しなかったんだ!ちょっとびっくり!

はい。当時はキャンピングカーという大きな車を運転すること自体が怖くて、つい試乗を遠慮してしまったんです。下回りも見せてもらっていません。

下回りも見ていないのは、ちょっと心配・・・。あとから困ったことはなかったのかな。

試乗をしていれば、もし足回りに問題があった場合に気付けた可能性があります。実際に足回りのトラブルがあったわけではないのですが、確認していない以上「気付けなかっただけ」かもしれません。

運転が怖いのは僕も分かる気がするよ。

自分で運転するのが不安な場合は、お店の人に運転してもらって、助手席や後部座席に同乗するだけでも十分参考になります。架装部分の乗り心地も分かりますし、下回りの状態が心配な場合は、ジャッキアップして見せてもらえるか、遠慮せずに聞いてみるとよいと思います。
書類まわりもしっかり確認する


最後に書類です。特に大事なのが点検整備記録簿ですね。

点検整備記録簿って、車の健康診断書みたいなものかな。中を見ると、何が分かるんだろう。

過去にどんな点検・整備を受けてきたかが分かります。実は私の印象なのですが、キャンピングカーを所有している方は車を大事にされる方が多いからか、点検整備記録がしっかり残っているケースが多い気がしています。

記録がしっかり残っていると、買う側は安心できるよね・・・。

逆に記録がまったくない車両は、それだけで即NGというわけではありませんが、他のチェック項目をより慎重に確認したほうがいいかもしれません。
現車確認ができない場合はどうする?

最後に、これは自分の反省も込めてお伝えしたいのですが・・・実は現行のハイエースを購入したときは、ここまで紹介してきたような現車確認を一切していません。

ええっ!?さっきまであんなに現車確認の大事さを語ってたのに!?

お恥ずかしい話ですが・・・。購入先のビルダーさんが福岡で、私たちの自宅からは遠方だったんです。何度も電話でやり取りを重ねて、車両の状態を口頭で確認しながら契約に進みました。

電話だけで決めたんだ!思い切ったね。それで、実際は大丈夫だったの?

結果的には大きな問題はありませんでしたが、正直「運が良かった」側面は否定できません。もし今同じ状況になったら、写真や動画を細かく送ってもらう、可能であれば信頼できる知人に代理で見てもらう、といった対策はしたいと思っています。

遠方だと、気軽に見に行けないのが難しいところ・・・。
優先度をつけるなら、これだけは外せない

ここまでたくさんのチェック項目を紹介してきましたが、時間に限りがある場合の優先度をまとめておきますね。

設備、水漏れ、ベッド、試乗・・・。「絶対」に見るなら、この4つが軸ってことかな。

そうですね。全部を完璧にやろうとすると時間がいくらあっても足りないので、まずはこの4つを軸に、余裕があれば他の項目も見ていく、という感じがおすすめです。
まとめ

今回は、中古キャンピングカーの現車確認で実際に見るべきポイントを、私たち家族の実体験をもとに紹介しました。外装の継ぎ目や水回りのシミ、設備の動作確認、そして試乗――どれも地味に思えるかもしれませんが、後から後悔しないためにはとても大事なポイントです。

遠方で見に行けない場合の話も、正直で参考になったよ。

前回の記事で紹介した探し方と合わせて、ぜひ今回のチェックリストも活用して、後悔のない一台を見つけてくださいね!


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