キャンピングカーの購入を検討する際に、一番最初に考えなくてはいけないのは、キャンピングカーの大きさになります。
キャンピングカーと言っても、小さいものから大きなものまでたくさんあるよね。
たくさんありすぎて選べない。そんなときは・・・
今乗っている車に近いサイズを選ぶ
これでオッケーです。軽自動車に乗っていれば軽キャンパーを選び、ミニバンに乗っていれば、そのミニバンに近いサイズのものを選ぶと良いです。普段使いができるキャンピングカーを求めることが、長くキャンピングカーに乗り続けられる秘訣です。
ちなみにキャンピングカーのベース車両としてよく使われている車両がハイエースになります。
よく走っている、はたらく車だね。
こちらのハイエース、おおまかにサイズが「小・中・大」と3種類あります。
小サイズはミニバンの「ノア・ボクシー・セレナ・ステップワゴン」と近いサイズですね。
中サイズはミニバンの「アルファード・ベルファイア・エルグランド」などに近いサイズになります。
大サイズはとても大きくて、一般の駐車場に停めようとすると先端がはみ出していまいます。運転するのにも気を使う長さなので、「普段使い」を考えるとおすすめはしません。
ハイエースのサイズ展開
- 小:ナロー(標準) : 幅が狭い5ナンバーサイズ(長さ4.7m未満)
- 中:ワイドミドル : 幅が広く、長さが中間のサイズ(長さ4.88m)
- 大:スーパロング : 長さがとても長い(5.4m)
※車両の高さはそれぞれ異なりますが、ここでは説明を省略しています。
上記のように、現在ミニバンに乗っている方はハイエースの「小・中」を選んでおけば、車両の長さについては心配する必要は無いと思いますよ。
次に問題になるのが、「高さ」の問題になります。
キャンピングカーでは車両の「高さ」が一番重要になってきます。日常使いを想定すると、自宅の駐車場だったり、いつも利用するスーパーが立体駐車場だったりするとキャンピングカーを選択すること自体が難しくなってきます。
とはいえ、立体駐車場に入れるタイプ(車両高が2.1m程度)のキャンピングカーもあるので、まずは日常で利用する施設の駐車場の高さを確認してみて大丈夫かどうかの検討をしてみてください。
自宅駐車場や、いつも利用する施設が平置きの駐車場であれば、高さについてはそんなに心配する必要はありません。むしろ、高ければ高いほど室内の快適性は上がるので、キャンピングカーを楽しむならできる限り高さを許容できると良いですよ。
立体駐車場の高さ制限について
高さ制限2.1m~が多いですが、昨今のショッピングモールでは平置き駐車場を備えている店も増えていたり、場所によっては立体駐車場横のスペースに停めさせてもらえることも。その際には施設案内人(ガードマンの方)に相談してみるのをおすすめします。
軽キャンピングカーは高さ制限の都合で高さが2m未満の物が多いです。
下の画像を見てもらうとどちらも軽自動車に見えますが、左側は高さが2mを超えているので軽キャンピングカーとはならず、普通乗用車扱いになります。
右側の車両は、軽キャンピングカーのサイズに収まっているのため、黄色ナンバーになっていますね。
黄色ナンバーの軽キャンピングカーなら高さ制限の問題も解決できそうだね。
でも家族で利用するなら、軽キャンピングカーはちょっと小さすぎるかも・・・
立体駐車場に入れる可能性が大きいハイエースのワイドミドル(高さ2.1m)がファミリーで使うには最適のサイズかもしれません。
昔軽キャンピングカーに乗っていたのを思い出したよ。家族3人での車中泊は難しくて、僕と父さんの二人で旅行することが多かったよね。
家族で乗るキャンピングカーを購入するなら、ベストバイは「ハイエースのワイドミドル」。アルファードと同じくらいのサイズで立体駐車場に入れる可能性も高い。
2名までの利用であれば、軽キャンピングカーという選択肢もあり。
車両の高さについては、購入してから「しまった!」となってもリカバリーできないので、しっかり調査することが大事です。あまりに懸念材料が多いときは、無理をせず購入を見合わせることも考えましょう。
都市部に住んでいる人は立体駐車場を利用する機会が多いと思うので、キャンピングカーとの相性はあまりよくないかもしれないね。
どうしても高さに困ってしまう場合は、ポップアップルーフという選択肢もあります。上記の車両は屋根の部分が持ち上がる様になっており、休憩時に高さを確保することができます。もちろん、走行中は屋根は下がっているため、立体駐車場なども問題なく利用できるわけです。
使うときだけ屋根を上げるから便利だね。普段は普通車のように使いたい人には良いかも。
繰り返しになりますが、キャンピングカーを購入する上でサイズは重要になります。特に高さについては普段行動する道路や施設で高さ制限を受けてしまうと普段使いに支障が出てしまうので、「この高さなら大丈夫」と確認してから購入を検討することを強くおすすめします。